「わたしなんて……
生まれてこなければよかった……」
誰かが苦しむ声が聞こえるきらは、今日も声の主を探すために飛んでいる。
妖精であるシャン、ウィスタとともに飛んでいると村の方から助けを求める声が聞こえてきた。
村に降り立ったきら達は今この世界で起こっている異変、
世界の夜明けが来なくなって困っていることを聞き、夜明けを取り戻すことを約束して飛び立った。
空を飛んでいると少女が一人降ってきた。
少女を助けたきら達は近くの小屋で休憩する。
きらとそっくりなその少女の名は「光宮 輝羅(ひかりみや きら)」。
小屋が魔物に取り囲まれたためきら達は少々強引に小屋を脱出した。